門出の日〜ジョンソンの場合〜


相方のジョンソンが門出の日を迎えてから1週間、なんと私ジョンソンも、昨日、門出の日でありました!


先日のブログでも書いた通り、やっぱりお別れすることになりました
しかし彼の荷物がまだ整理できてなくて、もう一度後日それの受け渡しに会うので、それが済むまでは別れ(仮)といったところでしょうか

昨日は一日中、別れる心の準備をしていました
朝目覚めてから、駅へ向かうまで泣き、電車に乗りながら泣き、学校へ着いて泣き、授業中は心配してくれた大好きな先生や友達に優しくされて泣き、帰りの電車でも泣き、ついにその時がやってきてしまいました

別れたあとの自分なんて考えられない、嫌だ、悲しい、嫌だ、好きだ、好きだ、好きなのにどうして
そんな風にずっと考えていて、上手く息もできなくて

2人とも同じ電車に乗れそうだから駅で待ち合わせする約束をしたけれど、少しでも1人で心を整えて、涙を止めてからにしようと思い、一本早い電車にのって最寄り駅へ着きました

でも、ホームから改札へ向かう間の長い階段を登りながら、涙と嗚咽が止まりませんでした
心の準備はしたはずなのに、胸が前に引っぱられて、体が揺れてしまうくらい、心臓がバクバクして、不安と絶望に押しつぶされてしまいました
それでも一目会えたらやっぱり愛おしくて、こうやって隣を歩くのも最後になるのかなとしみじみしたり、強がりもあって、普段通り、何もなかったように、何でもないことを話しながら並んで歩きました

外は雨でした
左手に傘をさして、右手に鞄を持つ彼に、私と繋げる手はありませんでした
あー、これできっと最後なのに、なんて悲しいのだろう、悲しい、悲しい…

でもそこで思ったんです、何が1番嫌でこんなに悲しいと感じるんだろうって

そして、別れることもそうだけど、それ自体よりも、彼にもう会えなくなるんじゃないかということが不安で悲しいんだと気付いてからは、気持ちが少し落ち着きました

自分のことは棚に上げて言わせてもらうと、彼氏としてだけじゃなく、人としてもダメなところは沢山あった彼ですが、その数十倍面白くて、友達としても、これはぜひ彼と話したい話題だな、とか、これをするなら彼と一緒が1番楽しめる、みたいに思えることが多くて
そうゆう、ある意味で気の置けない仲間みたいな存在を失うかもしれないということが悲しいんだと思いました

別れてから、一緒にいて楽しい友人になれたら、彼の負担も、私の不安も解消されるのかな?と感じました

私、付き合ってる時から、彼の友達に嫉妬することがありました
それは私との時間より友達を選んだから、とかじゃなくて、友達と遊んでいる時の彼のほうが、彼っぽいからだったんです
彼の友達のSNSには、思いっきりニカッと笑う彼の写真がありました
でも私がデートで写真を撮っても、あんなに自然な心からの笑顔はなかなか無くて、本当に一緒にいて楽しんでくれているかなと思うことが多くて
彼は自分の笑顔が嫌いだと言っていて、私がカメラを向けると、恥ずかしがって、いつも下を向いたり、ちょっとだけ微笑んだり

きっと、長く付き合って、全てさらけ出したかのように思っていたけど、やっぱり彼が彼らしくいることより、彼氏として何か気負って、無理もしながら頑張ってくれていたのだと思います

だけど私は、全部の歯みえてんじゃねーのってくらい口が横に引っ張られて口角上げて、眉をハの字にして目を糸みたいに細めている、あの最高に不細工な笑顔が、大好きでした
その原因になりたかったし、それを誰より近くで見て、私もおんなじようにめっちゃくちゃ不細工な笑顔で笑い返したかった

だから、あの、嫉妬するほど羨ましかった 友達 になれるなら、ちょっと嬉しいというか…
友達になったらあの笑顔がみれるのかな、彼らしい彼と過ごせるのかな

もちろん付き合う前と全く同じにはならないだろうし、やっぱり今はまだ恋人として好きだって気持ちは完全には消せないけど、友達として1年半過ごしていた時は、腹筋痛くなるくらい笑わされて毎日死ぬほど楽しくて
そこから全てが始まったんだから、彼氏じゃない彼を、人間として魅力が無いとか、もう意味がないとかは全然思わないんです

好きだけど、もう別れて、だけど一緒にいたいから、という気持ちは、今、全然無いといったら嘘だけど、ほんとにちょっぴりあるくらいで、でもそれもいずれは平気になるんじゃないかな

男女の友情は成立する、但しそれは男女の関係になった事のある2人においては
という持論があるので、健やかに、今までと形は違えど、お互いに大切な人であれたらいいな

 

今はお別れすることを2人で決めたけど、そこからきっと、お互い今まで見えていなかったものも見えるようになるだろうし、お互いがいたことのありがたみとか、沢山の気づきがあると思います

また御縁があれば戻ったりするかもしれないし、無かったとしても、2人がもっと素敵な人に成長していける時間になると思うので、新たな恋もできるはずだから、悲しいだけのお別れにはなりません

約3年半、一緒に笑って、泣いて、寄り添って、沢山の愛を、幸せを、私に分け与えてくれて、本当にありがとう

今はただそれに尽きます

 

 

 

なーんて、言ってるけど、まだまだ、全然、大好きです、愛おしいです

彼は、それじゃあ君がしんどいだけだって言ったけど、それは悪いけど私の勝手ですので、気が済むまでは好きでいさせてもらうことにします

 

 

 

 

 


そして相方のジョンソンを始め、本当に泣いてばっかりの私に優しくしてれる友達がいることのありがたさが沁みる、じんじんする

ジョンソンは沢山慰めてくれて、前向きにアドバイスくれて、言いにくいような苦言も、私のためにきちんと意見してくれました
彼女の失恋そのものが、失恋するの、別れるの、悪いことばっかりじゃないなと思わせてくれる大きなきっかけでした、なんだか相方のその姿があったから、今、自分で思っていたほど落ち込んだりせずに済んでいると思います、本当にありがとう

彼のいない生活に、徐々に慣れていけるよう、そして新しい生活と、大切な友達と、これからをもっと楽しく過ごしていきたいです

相方が言ったように、両手に門松もってるくらいのめでたさでわっしょいわっしょいしたいな、というわけで、門出の日、でした!