半年前に流し切ったと思っていた熱い泥のような感情が、最近またぶり返してしまう

憎しみなのか悲しみなのか
悲しいからこその憎しみなのか
憎いからこその悲しみなのか
それ故の愛情なのか
愛情のふりをした執着なのか
独占欲?自己愛?顕示欲?
色々とこの感情に名前を付けようと考えてみるけど
どれもピタッと当てはまらなくて
他の誰でもない自分の事なのに何も分からなくて
分からないことがそのままになる気持ち悪さでまた私の奥底から沸き上がる熱い泥
私の中からこみ上げた熱い泥は外界の空気に触れた瞬間に涙や鼻水になって私の視界を霞め顔を濡らして
心身ともにぐちゃぐちゃに蝕んでいく

泣き止む頃には泥は冷え固まって
身動き一つとれないほどに心臓を凍てつかせる
真っ黒くて生臭い、この感情をどうしよう
熱い泥に焼き尽くされた、ゴミの日に捨てられもしないこの身体をどうしよう
あと何度繰り返したらこんな気持ちにならなくなるんだろう、もう許してくれませんか
でも誰に許されるんだろう、そして誰を許すんだろう、いや本当に許せるんだろうか
いっそとどめを刺してくれないだろうか
もう立ち上がれないくらいめった刺しにして
打ちのめしてくれませんか
幸せも投げ棄てるから、こんなに虫に食まれた汚い感情も二度と味わなくて良くしてほしい
熱い、熱い、苦しい、泥まみれだ